何をもって健康と言うのか
先日、私が営むcafeで、ランチ付のお話会がありました

主催は、中川町で木工作家としてご活躍されている高橋綾子さん
講師はひかり健康相談所代表の光山ひさと先生でした
テーマは「ホメオパシーでアトピーを治すってどんなこと?」というお話
まさに、私自身も興味津々のテーマですが、当日は、ご参加の皆様の
ドリンクオーダーや、ランチのご用意、配膳、食後のデザート&ドリンクで
お話会自体は全く聞く事は出来なかったのですが、お客様が帰られた後
少し、先生や主催者の綾子さんとも短くとも濃いお話をする時間がありました。
いつも、感じるコトだけれど、上辺の知識やどこかで学んだ事じゃない言葉は
その一言だけで全てを感じる様な力があるって、今回の時間でも深く感じました
色々なお話の中で、私が、「この肌を完全に治す為に生きるというよりも、今の私は、
その時々の状態の自分のそのままを生かしてあげたい、病だったとしても、それも含めた
私を喜ばせてあげたい、輝かしてあげたいって、今は感じています」って話した時に、
「もうね、まさにそうなのよ。」って、先生がおっしゃって。
「患者さんでね、80代の男性とかもいるんだけど、治療続けているうちに
友達みたいになっちゃったりすることもあって、一緒に食事に行ったりもするのね。
そうすると、大好きなワイン、ガバガバ飲んだりするの。治療の為にホメオパシーとって
いるのに、お酒もいっぱい飲んじゃう。でもね、すごい元気なの。沢山笑って、お仕事もして。
そしたらさ、じゃ、この人は病気を抱えているから、健康じゃないのかって言ったら、もちろん
専門的な見方とかになれば、病気でも、その人らしい生き方をまっとうできている姿がそこに
あるわけじゃん。私は治療家だから、もちろん、病気を治してあげたいけれど、でも大切なのは
その人らしく生きられているのかっていうところなんだなって、あらためて感じたりするんだよね」
赤ちゃんの頃から生涯を通じて炎症を抱えている私の肌。さて、それでも健康なのか
私ね、28歳の時に、市の健康施設みたいな場所で、油分と水分量から肌年齢を測定できる機械でチェックしたら、ナント、「肌年齢90代」って出たんです。結構な衝撃。当時、プロトピックで炎症はほぼ抑えられていて見た目にはそこまでアトピー肌って感じでもなかったんです。でも、ずっと痒みは強くあって、その後5年位でプロトピックも全く効かなくなり、脱プロトピックの大リバウンドも経験しましたが。。。機械はごまかせませんでしたね(汗)担当者の方も、アトピー肌の方はどうしても、難しいですよね・・・・と、気まずい雰囲気。
と、いう事は、49歳の今の私の肌は、推定110歳代って事になるわけです。単純計算で。
110歳の肌って考えたら、ここ数年のもう、どうにも回復しきらない弾力も無い、象肌のシワ
みたいな状態の自分の身体も、妙に納得感もあったりして。もうね、酷い炎症がある程度治まっても
肌質が回復しきらない、数年前の様な状態にまでは戻らなくなりました。

かなり炎症落ち着いてきて、今現在の腕の状態(強い痒いと部分的に痛みあり)
オープンから11年。一年通してのお店の営業は正直できていません。季節ごとの炎症悪化や、
回復にかかる期間もその時々で違い、きっと、一般的にバリバリお仕事で来ている同年代の方と
比べると、やっぱり、その暮らしぶりは健康とは言えないのかもしれません。
ただ、今の私が、数年前までの私と大きく違うのは、それも含めて、私という人の人生だ。
と、腹をくくっているというか、いちいち悲観していない事。
休まないといけない時は休んで、動けるようになったら、
その時出来る事をやる。そこに、私自身を活かしてあげたいって想いがいつもあるから。
これまでの人生で色々な事を経験してきて、心の状態で言えば、間違い無く、今が一番
健康に生きられているって言える。だって、どんな自分も愛おしくて大切に感じられているんだもん。そうなって、初めて、長年苦しんでいた様々な問題症状、行動は消えて無くなりました。
見た目には、炎症はどうしても一目に触れるから、わかりやすく、「病を抱えている人」と
映るかもしれないけれど、私という人の人生で言えば、それも含めて私。ただ、それだけ。
そういう私をどう生きるか。どう生きたいか。どう生かしてあげたいのか。そんな風に感じられている
今は、私にとっては、自分で自分の命を絶とうとした35年前より、確実に健康なのは間違いない。
私にとって、どんな時も大切なのは、他人と比べない事かな。今はもう意識しなくても、比べるって
思考が働かなくなってしまったけれど、それをしだすと、例えばここで言う「健康」の基準は
やっぱり、その他大勢の人の一般的なものとして見たくなるので、ややこしくなるから。
今出来るコトで、自分の命を輝かせて、喜んでもらえるって、ハッピー
今回のご予約は2カ月前で。
綾子さんとは元々お知り合いだったけれど、トーク∞ヒーリングを受けに来てくださった日に、
しっかり自分と向き合った後、「やっぱり、私、このお話会をわが家さんでやりたい」と、ふいに
口にされたんです。それはまさに、腹の声。私、日程も聞かずに、「やりましょう!」って答えた気がする。まぁ、2カ月後だし、スケジュールは何とでもできるって思ったんだろうし。ただ、それから、一気に炎症が悪化してしまい、7月中旬から通常営業をお休みにしたので、何度か綾子さんともやり取りしながら、徐々に回復傾向になり、ご予約を無事に完了できて、本当に良かったです。

本葛を使ったスープと、地元の鹿肉をトマトや野菜と一緒にスパイシーに煮込みました
そんな経緯も、綾子さんが、ひさと先生にお話ししてくださったりして、普段関東圏から全国へ健康を発信されている先生が、まさか最北の地でお話会をしてくださるとは、主催した綾子さん自身が、
「良い意味で、先生、ぶっとんでます・・・」と、控えめに言っていました。参加された皆さんも、
お申込み締め切り前に、参加人数など少し心配されていた綾子さんに、「必ずその日のベストメンバーが集まりますから大丈夫ですよ」と、お声がけし続けた通り、長年、なかなか予約の取れないアロマリンパマッサージサロンを経営されている方や、イトオテルミーという温熱刺激療法家の方、これからハーブテントという健康療法をご自身でされる準備中の方など、それぞれに、健康と深く向き合い続けてこられた方たちがお集まりくださいました。

病はあったとしても、間違いなくここにある大切な命をどう生かしてあげたいのか
今よりもっと出来る私になったら
今よりもっと人から認められる私になったら
今よりもっと完璧な状態になったら
それなら私のやりたい事にチャレンジして
私自身を活かしていけるのに
もしかしたら、もっと若い頃の私には、そんな想いがあったのかも。
それが全部無くなって、
今の自分で良い
人から認められなくて良い
生まれてからずっとそもそも、何一つ欠けてない
今、どんな自分でも、やりたい事にチャレンジしてみて良い
今の私自身を、そのまま活かしてあげたら良い
に変わってしまったら、自分の心持ちが別人の様に変わりました
と言うよりも、本来の持って生まれた私自身にやっと戻れてきてるんだと感じます
今も私という人を生きる道のりの道中。
自分じゃない自分で歩くのはキツかった。
これから、ありのままの私で、歩く事を楽しみたいです♪

沖縄の太陽のエネルギーみたいな、ひさと先生と。