今この瞬間の自分の命とも一期一会

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私がどんな場面でも緊張しなくなったワケ

物心ついた頃にはもう、「親に認めてもらえる良い子」でいないと自分に存在価値は無い

と信じていきていた私。詳細はこちらの記事にしています

どんな場面でも・・・というか、今振り返ると、常に緊張しながら生きていたんだと

今ならわかります。リラックスするという感覚を知らなかったので、これも、今思えば

ですが、摂食障害の過食中は、自分の中の感覚で、その時だけは頭の中をカラッポに

できる時間だったわけです。その位、自分の身体を痛めつけてでも、無理矢理に自分に

集中できる(リラックスとは程遠い時間ではありましたが)状態を作っていたのかもしれません。

そんな私だったので、人とのコミュニケーションでも、仕事でも、人前で話さないといけない

場面なんて特に。「失敗は許されない」様な自分へのプレッシャーをかけているので

もちろん大大大緊張するワケです。

日程が決まっているずーっと前から当日が来るのが怖かったし、小学生の頃にはもう、

児童会長だった時なんて運動会や学芸会など全校児童、先生、親たちの前でスピーチしないと

いけないので、本気で、当日何かで学校が壊れてなくなってくれないかな

(神様ごめんなさい、この頃の私の心が壊れていたのです)と、願ったりね。でも、実際に

本番が来ると、事前に何度もチェックした原稿をキチンと暗記して、そつなくこなしていたと表現して良いかわかりませんが、自分を生きていなかったので、昔の記憶というか、感情感覚体験を覚えていないのですが、大きな失敗も無く、ちゃんとしている私を、内心は綱渡りをつま先立ちで歩いているような感じで生きてきました

以前、北海道新聞記者さんが取材してくださった記事

(私はなぜだかこの新聞を失くしてしまい、わが家の

お客様が写真を撮って送ってくださって、懐かしく思い出しました)

正確な数は覚えていない程、様々な機関からの取材をお受けする機会をいただいたり

料理、スイーツ講座や、高校の家庭科の授業でも、

ただ作り方だけではなく、お話をして欲しいという

要望が多く、その時々の規模や時間に合わせた

資料を作ってお話させていただく場面が沢山ありました

今の私はというと、以前の様な「失敗が怖い」という類の

緊張は全く無くなりました。逆に、どんな場面でも、一人でいても

誰かといても、大体は、「いつもの私」だと思います。

昔と180度違う、常に緊張から、常にリラックスへと変化したからです

正確に言えば、沢山の人の前に立つ前や立った瞬間、話している間、

どんな瞬間もその時々の感情感覚はあります。

例えば、「ドキドキ」と鼓動が早くなっているのを感じる場面もあるわけです。

でも、そんな時に私の中の私にどんな風に声をかけるかというと

「いやー、ドキドキするねー!そりゃ、こんな大勢の人の前に立つってドキドキ

するよね。今感じてるドキドキは、今日のこの瞬間しか感じられないドキドキだから、

色んな感情感覚味わって、経験して帰ろうねー」って感じです。不思議な程、緊張が緩み、

よーし!全部味わって帰るぞー!みたいな、ドキドキすらもワクワクする感覚に変化します。

こういう心持ちでいると、何だか、同じドキドキでも、瞬間瞬間で違うのもわかるし

そもそも、私がお話する事に、失敗も成功も無かったわけです。どっちにしても貴重な経験が

増えるだけの事。

取材や講座講師など、何一つ、私から動いた事では無く、どこかで誰かが私という人を見つけて

くださって、ただ、ラッキーな事に、新しい経験をいただいたからこそ、チャレンジして

新しいその瞬間だけの感情感覚を体験できるっていう、アトラクションの様な感じかも!

もちろん、自分の中での準備や資料作りは変わらないけれど、遠い昔の様に失敗を恐れながら、

作った原稿を読むようなスタイルでは無くなりました。

その瞬間の私自身の言葉を話したいから。

「どう評価されたいか」、よりも、「今この瞬間私はどんな自分でいたいのか」に変わったワケです。

家族や、友人、わが家のお客様とも、いつも、一期一会の様な感覚があります。常連様でも、その日わが家へ一日だけ立ち寄ってくださったお客様でも、その時過ごす時間と同じ時間は二度と起こらないからだからこそ、大切に向き合いたい、今この瞬間を本当に有難い事だと常に感じます。

ふと、あぁ、今私は、自分自身の命とも、それと同じ、一期一会の様な感覚を

感じているんだなって、さっき感じて

喜びも悲しみも、全く同じという事は二度と無い。

その瞬間でしか味わえない私だけが感じられる事。

そんな風に腹に入ってしまってからは、自分以外の何かや誰かがどーしたこーした

よりも、「今、自分がどう感じていて、どう選択、行動したいのか」の方に

フォーカスが瞬時に移るようになりました。

今、このブログを綴りながら飲んだ白湯と同じ白湯を、今この瞬間と同じ私が

飲める事は二度と無いワケです。

「あー、白湯美味しい。二度と来ないこの瞬間をしっかりゆっくり大切にあじわおうっと」

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